前回のブログでは、「ZEH(ゼッチ)ってなに?」をやさしく解説しました。
今回は気になる続き、「費用ってどれくらい?普通の家より高いの?」という部分をわかりやすくお伝えします!
そもそもZEHって普通の家より高いの?
結論から言うと、ZEHは「建てるときの費用は少し高くなる」けれど、「住んだ後にかかるお金は安くなる」家です。
項目 | ZEH住宅 | 一般住宅 |
---|---|---|
建築費用 | +100〜200万円(高性能設備を導入) | ベース価格(ZEHより安価) |
初期費用の印象 | 高め | 抑えられる |
電気代(月額) | 節約できる(実質0円のケースも) | 高くなりがち |
長期的コスト | 抑えられる(光熱費の削減分で回収可能) | 高くなりやすい |
補助金の対象 | あり(国のZEH補助金など) | 基本的になし |
ZEHにかかる「追加費用」ってなに?
ZEH仕様の家にすると、以下のような部分で追加費用がかかります。
1. 断熱性能アップの費用
より良い断熱材や高性能の窓(ペアガラス・トリプルガラス)を使うことで、数十万円のアップになることがあります。
2. 省エネ設備の導入
高効率エアコン、LED照明、エコキュートなど、エネルギー消費の少ない設備にするための費用。
3. 太陽光発電システムの設置
これが一番大きな部分で、一般的に100万〜150万円ほどが目安になります(容量やメーカーによる)。
【比較してみよう】ZEHと普通の家のコストの違い
【シミュレーション例】
項目 | 普通の家 | ZEHの家 |
---|---|---|
初期費用 | 3,000万円 | 約3,150万円(+150万円) |
月々の光熱費 | 約20,000円 | 約5,000円〜10,000円 |
年間の光熱費 | 約24万円 | 約6〜12万円 |
10年間の光熱費 | 約240万円 | 約60〜120万円 |
→ 長い目で見ると、ZEHの方がトータルではお得になる可能性が高いんです!
ZEHには「補助金」もある!
ZEH住宅を建てる人向けに、国から補助金が出る制度があります。
内容は年によって異なりますが、70万円前後の支援が受けられることも!
補助金をうまく活用すれば、初期費用の負担を減らせます。
https://zehweb.jp (ZEH補助金サイト)
【ポイント】
- ZEHビルダー(認定された工務店やメーカー)に依頼する必要あり
- 一定の性能基準を満たす必要あり
- 申請は早めに動くのが◎(予算枠に限りあり)
【まとめ】初期費用だけでなく「10年後の暮らし」を考えよう!
ZEH住宅はたしかに最初の費用は少し高くなりますが、その分、電気代が大幅に安くなり、快適な暮らしができる家です。
「安く建てる」だけでなく、
「安く・快適に住み続けられるか?」まで考えると、ZEHの価値が見えてきます。
最後に:こんな方にはZEHがおすすめ!
- 電気代を毎月気にせず暮らしたい
- 冬でもあったかく、夏でも涼しい家に住みたい
- 子育てや老後を見据えて快適・安全な家にしたい
- 将来売却するときの価値を高めたい
次回のブログでは、「ZEH住宅を建てたい!でもどう進めたらいいの?」という方向けに、ZEHの家づくりの流れを紹介します!
補助金の申請方法や、住宅会社とのやりとりのコツもご紹介する予定です!

