本記事では、家庭菜園や小さな畑でも失敗しない、さつまいもの植え付け方・育て方・収穫時期を丁寧に解説します。
さつまいも栽培の基礎情報
- 栽培時期:植え付けは5月上旬〜6月中旬、収穫は9〜11月
- 日当たり:日なたを好む
- 土質:水はけの良い砂質壌土がおすすめ
- 栽培期間:約4〜5か月
準備するもの
- さつまいもの苗(挿し穂)
- スコップ・じょうろ
- 黒マルチ(雑草・乾燥防止に便利)
- 堆肥・肥料(元肥は少なめでOK)
さつまいもの植え方【3ステップ】
① 土づくり
植え付け2週間前に、苦土石灰(くどせっかい)をまいて土を中和します。
1週間前に堆肥と少量の肥料を混ぜ込み、30cmほどの「畝(うね)」を作ります。
② 苗(挿し穂)の植え付け
- 時期:気温が安定する5月〜6月中旬
- 深さ:苗の下1/2〜2/3が埋まるように斜めに挿す
- 間隔:苗と苗の間は30cm〜40cm程度
- 水やり:植え付け直後はたっぷり、以降はほぼ不要
斜め植え(45度)や船底植えにすると、いもが肥大しやすくなります。
③ 栽培管理(雑草・ツル返し)
- 黒マルチで雑草対策
- 肥料は基本不要。与えすぎるとツルボケになる
- ツルが伸びたら「ツル返し」(地面に根を張らせないようにする)
収穫のタイミングとコツ
- 植え付けから4ヶ月後が目安(例:6月植え→10月収穫)
- 葉が黄色くなってきたら収穫期
- 傷つけないようにスコップで優しく掘り上げる
- 収穫後は1週間ほど風通しの良い場所で乾燥させて甘みUP
よくあるトラブルと対処法
症状 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
いもが太らない | ツルが伸びすぎて栄養が分散 | ツル返しを行う、肥料を控える |
割れやすい | 収穫が遅れた、水分が不安定 | 適期収穫、水やり控えめ |
まとめ|さつまいもは手軽で育てやすい人気野菜!
さつまいもは病害虫に強く、初心者でも育てやすい作物です。
植え方の基本を押さえて、ぜひ家庭菜園での収穫を楽しんでみてください。