そんな不安を感じたことはありませんか?
実は、その段階がMCI(軽度認知障害)かもしれません。
本記事では、MCIの基礎知識や早期発見のサイン、予防のためにできることをわかりやすくまとめました。
MCI(軽度認知障害)とは?
MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)は、年相応の物忘れよりも進んでいるが、日常生活には大きな支障がない状態を指します。
放置してしまうと、約半数が5年以内に認知症へ進行するといわれています。
認知症との違い
- 日常生活には問題がない
- 本人が自覚していることが多い
- 改善・回復の可能性がある
MCIの主な症状と兆候
以下のような状態が続く場合はMCIの可能性があります。
- 同じ話を何度もしてしまう
- 予定を忘れてしまう
- 置き忘れ・探し物が増える
- 慣れている場所で迷うことがある
- 以前より集中力が続かない
本人よりも、家族や周囲の人が気づくケースも多いのが特徴です。
原因・リスク要因
- 加齢による自然な脳の萎縮
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病
- うつ状態やストレス
- 運動不足や社会的孤立
- 睡眠の質の低下
MCIを予防・改善するには?
1. 運動習慣を取り入れる
ウォーキングや体操などの有酸素運動が、脳の血流改善や認知機能の維持に効果的です。
2. バランスの取れた食生活
地中海食や和食をベースに、魚・野菜・ナッツ類を多く取り入れましょう。
3. 脳トレ・趣味・人との交流
読書・パズル・手芸・地域活動などを通じて、脳を刺激しながら社会的なつながりを維持することが大切です。
早期発見のためのチェックリスト
- 最近物忘れが増えたと感じる
- 家族から「何度も同じことを言う」と言われた
- 予定をすぐに忘れてしまう
- 以前と比べて人との関わりが減った
2つ以上当てはまる場合は、専門医による認知機能チェックをおすすめします。
まとめ|MCIは「今なら間に合う」段階
MCIは認知症の手前の段階ですが、早期に気づいて行動すれば改善できる可能性があることがわかっています。
健康的な生活習慣と社会とのつながりを意識し、今からできることを始めていきましょう。